新玉葱と春キャベツのなまり節サラダ/再会の鰹料理
努力なんてこれっぽっちもしていないのに、
金欲だけは一丁前にある。
困ったもんだ。
外にも出れず、やることもない日は、
株価のチャートとにらめっこ。
そんなことするくらいなら、
会いたい人に手紙でも書いた方が
いいに決まっている。
千年生きるわけでもないのに。
庶民はいつも踊らされている。
でも、庶民が踊れば世の中は動く。
だから、それでいい。
躍らせられるのが通常運転。
きっと、おえらいさんたちが
うまくやってくれるさ。
そう思えば、連日のコロナと株価のニュースから
少し気持ちが紛れてくる。
だから、もっと自分のしたいことをしたいな。
年齢的に難しいとわかっていても、
したいことにまっしぐらでいたい。
大海原をまっしぐらに進む鰹を
一本釣りするかのごとく、
おえらいさんたちにヒョイと
天国まで釣り上げてもらって
ゲームオーバーでもいいんだ。
「新玉葱と春キャベツのなまり節サラダ」
を磯自慢で合わせながら、
御前崎の住宅街にある
古びた店構えの居酒屋で
偶然再会した
同級生のことを思い出した。
なんでこんなところで?
そういう奇跡って、
何年たっても忘れないから、
僕にとって大きな
エネルギーの種になっている。
そういえば、あのとき食べたカツオ料理も
新玉葱がたくさんのった
抜群にうまい一品だった。
もう何年も会っていないその同級生に、
久しぶりに連絡をとってみようかしらん。
『 R E C I P E 』
はじめてなまり鰤を食べた時は、ボソボソとしていて「これはナニ?」と思いましたけど、そりゃそのまま食べたら食べずらいのも当然ですよね。
なまり節を料理する上で大事なのは水分量だと思うんです。みずみずしい新玉葱と春キャベツでサラダにすれば、水分量が調度いい塩梅。噛めば噛むほど鰹の風味が豊かに広がって、日本酒のアテにピッタリの一品になります。水を得た魚とはまさにこのことです。
合わせた磯自慢の別撰本醸造・酒友は、言わずと知れたなまり節の産地の焼津のお酒。純米酒よりもすっきりとしている中にほのかに甘みを感じ、みずみずしい春野菜との相性も◎
用意するもの 新玉葱 半玉 春キャベツ1/8玉 なまり節1/2 A(マヨネーズ20グラム レモン果汁小さじ1 白だし10グラム) 塩こしょう
①キャペツを好みの柔らかさに茹でる
沸騰した湯におおよそ2センチ角ほどの乱切りにしたキャベツを3分ほど茹でザルにあげたら冷水で冷まし水気をよくしぼっておきます
②薄切りにした玉葱となまり節を茹でたキャベツとともにボールに入れる
薄切りにして1分ほど水にさらした新玉葱と2ミリ厚ほどの薄切りにしたなまり節を茹でたキャベツとともにボールに加えます。
③Aを混ぜ合わせ②に投入してよく和え、塩コショウで味を調えます
Aで合わせ調味料を作ったら②の食材に満遍なくからむように、よく混ぜ合わせます。最後にコショウを少々ふります。塩味が足りなければ塩も加えてください。
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[…] 以前に紹介したなまり節サラダの別バージョンです。材料が違うだけで作り方もほとんど変わりません。春の旬の新玉葱と前菜として、また、待たせている奥さんにつなぎの一品としていかがでしょうか? […]